近年の経済状況の悪化により、新規の取引先を獲得することは
非常に難しくなっています。
また、今まで健全な取引をしている会社でさえ、いつ経営が悪化し、
不良債権となってしまうかもしれません。

このような状況で、新規の取引先の情報を知らずに取引を開始するのは
非常にリスクがあります。
もし、その取引先から販売代金の回収できなければ、
経営に大きな影響を与えることでしょう。
また、取り込み詐欺や計画倒産などのトラブルに巻き込まれないとも限りません。

可能な限り取引先とのトラブルを避けて、利益を出す経営をするためには、
新規取引先の最低限の調査が必須と言えます。

この調査によって得られる情報には、公開情報と人から得られる情報があります。
公開情報とは登記簿やWEB上の情報です。
人から得られる情報とは、取引先の社長や従業員の身なり・態度、オフィス環境などです。
これらの情報を総合的に検討して、取引すべき相手かどうかを判断すべきなのです。

でも、どこを見ればよいか、わかりますか？
どこにポイントがあるか、わかりますか？

無駄に情報を眺めていても、見るべきポイントを見逃していたら、時間の無駄ですよね。

そこで、日頃から、企業や人の調査を専門にしている
探偵の阿部 泰尚 氏に、仕事で使える情報収集・観察術・質問術・心理術について
解説していただきました。
探偵の調査テクニックを、ビジネスの現場に取り込み、応用できれば、
リスク回避や営業成績の向上につながります。

・事前に登記簿などから情報収集をすることで、取引すべき相手なのかどうか、
　どのような点に注意すべきかを準備することができます。

・初対面の相手の外見・表情・発言などから情報を読み取ることができれば、
　リスクを回避し、交渉を有利に進めることができます。

・相手の性格を見抜き、要望に先回りして、くみ取ることができれば、
　的確な提案をすることができます。

阿部 泰尚 氏は、探偵社の経営のほか、探偵養成学校の主任講師・校長も務め、
多数の探偵を輩出しています。また、いじめに関する調査のパイオニアでもあり、
多数のメディアからの取材を受け、ＴＶドラマ「相棒」「絶対零度」の協力を行うなど、
幅広く活躍されている方です。

探偵も依頼する探偵社を運営し、
国内唯一の長期探偵専門教育を実施する
T.I.U.探偵養成学校の
主任講師・校長を務める。

現役の探偵への指導の他、
TICS東京調査業協同組合理事、
城南支部長を務め業界としての活動も行う。

いじめに関する調査のパイオニアであり、
多数のメディアからの取材を受けており、
また、ＴＶドラマ「相棒」「絶対零度」の
協力も行っている。